陰翳礼賛

大阪や京都の駅に降り立ってびっくりしたのはその明るさ
以前は東京もきっとこんな明るさだったのですね

感覚っておもしろい

当たり前と思っていたことって、そんなに大したものじゃなかった


高尾のナイトハイクは初めは真っ暗に感じます

夜の森は初めはすごく恐いんです
目を凝らしても凝らしても、当然だけど、モノトーンの世界


目を大きく見開いてみるけど、もちろん薄っすらとしか見えない
それに対して、身体が焦るようで、何回も目を見開いてしまいます・・・・

小さい頃、夜がすごく怖かったことを思い出しました


でも、目を使わない分、耳や皮膚感覚が敏感になってくるとのこと


一時間も歩いていると、目も慣れ、安心して歩けるようになります




それはたくさんの人がいたからだけど・・・・

夜の森は獣たちの世界
だから一人で入れば、たくさんの獣たちの見えない視線を感じ、
ものすごく恐いんだそう



それに当日は小雨の降る曇り空
曇りの日は雲に光が反射して空が明るいそう

確かに慣れてくると、空が明るいことに気付きます

これは町の光


花巻に行った時もずいぶん町から離れた場所だったのに、
町からの光で星が見えにくくなってるって聞いて驚いたのを覚えています


キャンプ場に行くバス停のところにあるツリーハウス
あれ?分かりますか?


これです!



お店もそうかもしれません


ちょっと薄暗くて雰囲気の良いお店が移転して、イマドキの明るい感じになると
途端に魅力を感じなくなることがあります


なんか異国のお店に来た気がして、楽しいんですよね

店員さんも素敵な魔女だったりして・・・・


暗さが物語を感じさせるのかなぁ?




あっ!夜の森に蛍も発見しましたよ!

光が小さくて青くて、じっと動かない蛍・・・