今見ヨ
民藝という言葉はこの方から始まったのですね
アイヌなどの文化を守ろうと、権威にへつらうことなく声を挙げていった方だということも分かりました
学生の頃の愛読書だったはずなのに、何にも知らなかったです
アイヌのパッチワークされた衣服とか、丁寧に織られたタイの衣装とか、青森の刺し子など、食い入るように見てしまいました
特にタイの織物はきれいでした・・・・
刺し子は縫う人の想いが詰まっているようで、胸に迫るものがありました
他にも美しいものがたくさん・・・・
宗悦さんはどうしたらあなたのように物を見る目を養えますか?と聞かれた時、こう答えたそうです
今見ヨ イツ見ルモ
ここにも”今”が出てきました
「もののけ姫」の映画でアシタカが森へ向かう時、村のおばあさんに言われた言葉がなぜか心にの残っています
(って、1回しか見てないから記憶は曖昧ですが・・・・)
「くもりのないまなこで見てまいれ」
”くもりのないまなこ”っていいなぁと思って・・・・
若いアシタカだからこそだと思うけど、でもそんな風に世界を見られたらなぁと・・・・今でも思います
柳宗悦さんの”今見ヨ”もくもりのないまなこで・・・・でした
今を大切にされている方によく出会うこの頃です